2010年1月6日水曜日

ちょっと一休み。

あけましておめでとうございます。

さて、年の初めですが、いきなり残念(?)なお知らせです。

昨年後半から続けてきたこの採用HP研究でしたが、しばらくお休みさせていただきたいと思います。

地味に応援してくれている方が結構いたのですが、すみませんっ!

個人的にも楽しんで続けていたのですが、他に優先して研究すべきテーマができたので、そちらにしばらく注力しようと思っています。

限られたパワーの選択と集中的な感じです。

また新しい形で、お会いできると思いますので、乞うご期待。

理念系企業の研究(?)は続けますので、こちらはお楽しみに!

2009年12月21日月曜日

株式会社ヘッドウォーターズ

今日は株式会社ヘッドウォーターズ。


コーポレートサイトに行くと、最上部のメインコンテンツとして、
・2011年向け新卒採用特設サイト
・会長ブログ
・採用サイト「1分でわかるヘッドウォーターズ」

の3つのサイトの入り口が用意されています。

会長ブログも中身を読んでみると、主に人材採用のためのPRであることがよくわかります。

更にサイトの最下部にも、各採用サイトへの入り口と合わせて、「情報掲載サイト」として他社メディアに掲載された採用関連コンテンツへの入り口が設けられています。

このコーポレートサイトは、「ソリューション」というページが非常に簡素に作られていることからも、「採用コンテンツへのポータル」として作られていることがわかります。

WEB会社は皆さん「HPは目的を明確にしましょう!」と当たり前のように提案しますが、このヘッドウォーターズにとってHPの目的は、ほぼ採用100%であることがわかります。


さらにすごいことに、新卒採用HPに行くと、さらに3つの採用HPへ行けるのです。








これは、2010年の内定者を3チームに分けて、それぞれに採用HPを作ってもらったという企画のようです。

それぞれ(良い意味で)手作り感があっていいですし、コンテンツも工夫されていてユニークです。
3つとも同じ会社の採用HPとは思えない統一感ゼロなところがまたなかなか(笑)。

2009年12月14日月曜日

株式会社メルティングドッツ

今日はユーモア満載(意味不明?)な採用情報です。

株式会社メルティングドッツ!



採用ページには、
「下記動画を閲覧したうえで、それでもメルティングドッツという会社に興味を持たれた方は感想と共にエントリーページよりご応募ください。」

というメッセージと共に4つの動画が…。


中には、「仕事風景」というタイトルで、なんと「スパルタンX」(横スクロール・カンフーアクションの名作!)で遊ぶ社員たち!

さらには、セカンドライフ内で初音ミクと躍っている謎の動画!

「それでもメルティングドッツという会社に興味を持たれた方は感想と共にエントリーページより御応募ください。」

感想と共に!?

感想なんてねえよ!と突っ込みたいところですが(笑)、おそらくユーモアを共有できるかどうかというのがまず大事なんでしょうね。

エントリーページに行くと、さらにこんな質問が。

「質問 ※一言で回答してください
1.お金のなくならない財布があったらどうする?
2. あなたのプロポーズの言葉は?
3. あなたは世の中に何がなかったら生きていけないですか?」

どういう観点で選考するんでしょうね。興味があります(笑)。



さらにこの会社、選考方法もユニークです。




1次面接はなんとセカンドライフ内で行なうとのこと。

同社はバーチャル空間に関するサービスを行なっているので、このあたりに関するリテラシーを問うものだとは想像がつきますが、2次面接の次の最終ステップには「???」の文字!

単純に決まったやり方は取っていないということなのか、
それともお楽しみな選考方法を用意しているのか…。


ちょっと異色な、まさにベンチャーな採用情報のあり方ですね。

2009年12月7日月曜日

株式会社EVERRISE

今日は採用ページへの入り口が、ユニークな例を紹介します。

株式会社EVERRISE!


会社のHPにアクセスすると・・・






ご覧の通り、いきなり「企業情報」と「採用情報」とデカデカと入り口が分かれます。
(しかも現在はクリスマル・スペシャル・バージョン!)


採用情報への入り口として、会社HPの中に「採用情報」というナビゲーションを設けるか、
もしくはバナーなどを設置して誘導するのが普通なのですが、いきなりトップページで企業情報と並列させて入り口を設けるというのは非常に珍しいですね。

それだけ採用に力を入れていることが窺えます。


企業情報」の方に入っても、中央右下部に大き目のバナーで「採用情報」へリンク。

どうしても「採用情報」へ行って欲しい!って気概が感じられます(笑)。


「採用情報」のコンテンツ自体は正直それほど真新しいものがあるわけではありませんので、ここではとりあげませんが、そこまでして募集したい人材はどんな人材なのか「募集要項」を見に行くと…。


職種:スーパープログラマ

■人物像

・趣味はプログラミング

・休日はプログラミングか読書

・引退後はOpen Sauce Projectでも立ち上げようか

・死ぬときはキーボードの上で

・トシ、、、プログラミング好きか?

・安西先生。プログラミングがしたいです・・・


だそうです。


割とカチッとした固いデザインや写真なのですが、さらっとユーモアを見せてくれます(笑)。

2009年11月30日月曜日

株式会社カタログ

最近、「しゃべったー」なるサービスが巷が騒がれているので、運営している株式会社カタログの採用ページへ行ってみました。

すると、「募集中 音声認識エンジニア」とでかでかと。




画像処理は一般的になっても、なかなか「音声認識エンジニア」って耳慣れないですよね。

やはり、採用HPのトップには、「誰もやってない。だから面白い。」の文字。

上部には「次世代インターフェース = “声”」とあり、音声認識について詳しく解説されています。


募集要項の「必要なスキル・経験」に珍しい言葉を発見!

「経験時期:2000年頃~現在まで」ですって。

「経験年数」というのはよくあることですが、「経験時期」という募集の仕方はほとんど目にすることはありませんね。
2000年頃~、とあることから、旧来の音声認識とは全く別物と言えるくらい技術革新している分野であることが窺われますね。
(加えて、年齢の足きりの意味もあるのかなぁ)


この会社、経営理念も面白い!


SR×WEB (音声認識×ウェブ)



展開しているサービス群は可能性を秘めたものに思えるなぁ。

技術的なことには詳しくない僕でも、WEBの次世代インターフェースは、確かに「声」だろうなぁと漠然と思っていました。

まだ少し時間はかかるのでしょうけど、カタログさんの未来は明るいんじゃないでしょうか。

2009年11月25日水曜日

株式会社ぐるなび

今日は、飲食店情報提供サービスとしてトップを走り続ける、ぐるなび!



ぐるなびの新卒採用ページに行くと、総合職コースと技術職コースに分けて採用HPが用意してあります。
ある程度の規模以上のIT関連企業では、総合職と技術職とコースを分けて採用することはよくあることですが、採用HPまで別に用意していあることは非常に稀ですね。さすが、ぐるなび。

とはいえ、どちらのサイトもテーマは同じ。



「徹底的に仕事ややりがいを知る」
「徹底的にぐるなびを知る」

「徹底的に採用について知る」



「徹底的に」知ってもらうことをテーマとしているだけあって、情報量はかなりのものです。
両サイトとも、「ぐるなびを知る」「採用について知る」は同じ中身になっていて、「仕事ややりがいを知る」だけが、総合職と技術職でコンテンツを変えているという作りです。

総合職の方はどちらかといえば、飲食店との関わりをメインに、技術職は、サイトユーザーとの接点をメインに内容が構成されています。
技術職の採用HPにもたくさんの女性技術者が登場しているのも、やはりぐるなびならではと言えるかもしれません。


総合職・技術職と採用HPを分けて持っていることだけでも素晴らしいのに、さらに素晴らしいのが実は、キャリア採用にも専用のHPを持っていることです。



個人的にはこちらの内容のほうが充実しているし、力が入っているなぁと感じます。

と思って、よく見たらやはりつい先週(11月16日)にリニューアルしたばかりだったようです。


さらに中をよく読むと、どうやら今期のテーマは「破壊と創造」。
ぐるなびを作り変えるために、これまでの社風を知らない中途採用者に大きく期待しているとのことで、おそらくキャリア採用に力を入れ始めたようです。


新卒採用HPには乗っていない、人材ポリシーや人材育成体系などがきちんと打ち出されており、人材に対する取り組みをアピールしています。
これは一度社会を経験したキャリア採用(それもおそらく若手から中堅前期くらいのターゲット)には、効果的だという判断でしょう。
最初の離職の理由が、「適確に評価されない」「成長できる環境がない」という若手社員も多いですから、よくわかっているなぁと思います。



各ページ上半分にデカデカと写真を使うサイトはひさしぶりに見たような気がしますが、個人的には嫌いじゃありません。インパクトはあるし、イメージ伝達には有効かもしれません。

2009年11月17日火曜日

株式会社エニグモ

今日、紹介するのは、今注目を集めているネット系ベンチャー、エニグモ!







コンパクトなページに、情報量はそれほど多くないのですが、すっきりまとまっていて見やすいなぁ・・・。

写真の使い方がうまいサイトですね。
(写真部があるらしいので、写真部提供なのかな?)



エニグモのサービスって、個人的に着眼点がすごく好きです。
ショッピングコミュニティ「BuyMa」も、消費者参加CM制作「filmo」、シェアリングコミュニティ「ShareMo」、そして、先日リリースされたオンライン雑誌閲覧プラットフォーム「コルシカ」・・・。

最先端のことをやっているのに、どれも身近なところに発想があり、テーマそのものに人の体温みたいなものが感じられるなぁって思います。
サービス一つひとつにメッセージ性をきちんと持たせているところがそう感じられる所以でしょうか。


それでもこの採用サイトにはなんとサービスの紹介が一つもない!

あるのは、「新規事業の立ち上げストーリー」だけです。


これには、「今あるサービスが全てじゃないから、サービスよりもエニグモという会社が好きな人に入ってもらいたい」という共同代表の言葉が現れているような気がします。
インパクトのある新しいビジネスの創造を通して、社会に活力と楽しさを提供する」という経営理念に沿って、「今あるビジネスをやりたい人ではなくて、新しいビジネスを創りたい人」に来て欲しいという想いですね。




ちなみにエニグモには、社内DJ制度というのがあり、日替わりで誰かが会社のBGMを担当するという面白い制度があるみたいです。

一瞬すごくいいなと思ったのですが、趣味が全く合わない音楽とかかけられたら僕は仕事に手がつかないなぁ(笑)。
僕が担当した日はきっと周囲から「うるせー!」って言われるんだろうし…。