2009年10月26日月曜日

IMJグループ

今週(いつの間にか週刊化!?)紹介するのは、
IMJグループ 2011年新卒向けサイト!





テーマは、「つらぬく人、やりぬく人、うみだす人。」


社員の皆さんにこの3つについて語ってもらい、そのエピソードを読んでもらうというのは、よくある採用HPの作り方ですが、このサイトは見せ方に工夫があります。

興味を持ってカーソルの置いた社員から、次々とラインが走って、それに関係する(近い?)他のエピソードへ誘導するという形です。




ラインが走ると、思わず目をやってしまうので、自然とより多くのエピソードを見に行ってしまうという工夫ですね。


「つらぬく人」と「やりぬく人」の違いがイマイチわかりませんが、
それだけ徹底的にこだわる人が欲しいということでしょう(笑)。


IMJグループは経営理念も面白いですね!




個性・チャレンジ・No.1。

個性的であり、チャレンジ精神を持って、No.1の事業分野を持つ。

そのために、「つらぬく人、やりぬく人、うみだす人」が必要というわけですね。


ちなみに会社概要を押すと、この経営理念しか出てきません。

通常、会社概要のページでは、住所とかTELとか社員数とか事業内容とかが項目的に羅列されていることが多いですが、学生にはどうでもいい(興味がない)情報ですよね。

最近は、採用HPの会社概要ページにはこうして経営理念だけを提示する例が増えています。

見に来る人が興味がないだろうと思われる情報は、思い切って省くことで、伝えたい情報がよりシンプルに、より見やすい形で伝わるということかもしれません。

2009年10月20日火曜日

株式会社ナビタイムジャパン

今日取り上げるのは、日頃からお世話になっている方も多いのではないでしょうか?
NAVITIME!




オープニングメッセージに続いて、まずは世界地図と数直線上になった年表が登場します。
ナビタイムが世界のデファクトスタンダードを目指していることと、既にグローバルになりつつあることを、その歴史と共にアピールしてくれます。


次ページからは、新卒向け、キャリア向け、それぞれに対して詳細情報を提供しているのですが、この採用HP、なんと言っても、見やすい!!



見やすさという意味では、これまで紹介した中でも、1,2を争うと思います。



白ベースの背景に、シンプルなテキストとナビゲーション。
まさにナビゲーション技術を誇る会社の面目躍如と言ったところでしょうか。



随所に散りばめられた図、たとえば円グラフや社員紹介のスケジュール、それに写真の配置の仕方なども、見易さを最大限に配慮した作りになっていることが伺えます。
サイト内移動もとてもしやすい、迷いのない作りになっているあたりは本当にさすがだと思います。




さて、この採用HPで、学生やエンジニアを採用するために、一貫して打ち出されているポイントが二つ。



・世界のデファクトスタンダードを目指すというビジョンと移動に費やす時間を有意義なものに変えるという理念



そして、
・自社サービスの開発である仕事のおもしろさ



です。


この点は社長メッセージにも顕著に表現されています。



このあたりは、技術系を採用しようとする時には必須のポイントで、よくわかっているなぁと頷かされます。(これはついては、コチラ。)




ちなみに、ナビタイムは僕のPCのデスクトップのガジェットにも置いていますが、あまり使ってません…。すみません。今日からもっと使います。

2009年10月13日火曜日

クルーズ株式会社

女子中高生を中心に爆発的にユーザーを増やしている通称「リアル」というモバイルSNSを知っていますか?

モバイルコンテンツは流行の移り変わりが速く、なかなかオジサンにはついていくのがきついですね…。

僕個人もあまり利用はしないのですが、なんとか情報だけは入手しようと務めています。

さて、そんなモバイルコンテンツのヘビーユーザーである若い女子に圧倒的な人気を誇るサイトを運営しているのが、クルーズ株式会社です。




採用HPも、なんとも可愛らしいトップページ!

「海賊船で宝探しに向かう」というモチーフなのでしょう。

クルーズという社名自体が、「乗組員みんなで目標に向かうクルージング」という意味があるみたいなので、そこから採用HPのコンセプトもできあがったのだと思います。


このサイトで一番面白いのは、「会社・社風がわかる」のページ。



キーワードだけを列挙して、興味を持ってもらい、クリックすると短い説明文が浮かび上がるという作りになっています。

「社長がタイホされる?!」とか「120万円のミルク代」とか、なかなか興味を引くのがうまいキャッチが並んでいます。

それぞれクリックすると、「CROOZポリスという社内警察が存在する」とか「出産した女性社員には毎年30万円×3年間支給される」など、その内容が明らかになり、なかなかおもしろい制度や会社作りに取り組んでいることがわかります。

短文でクリックしてもらうテクニックは、さすがにモバイルコンテンツで培ったというべきでしょうか(?)。



個人的に、なんとなく悲しいページだったのがこれ。






勢いのある成長中の会社には、群がるように紹介会社が集って、頼まれてもいないのに情報を送りつけてくることが多々あるようですね。

本題と逸れますが、なんとも考えさせられました(笑)。

2009年10月5日月曜日

面白法人カヤック 

さて、10月を向かえ、2011年の新卒採用活動がスタート!
各社、2011年向けの採用HPを続々オープンさせています。

この会社は2011年向けにどんなコンテンツを用意してくるのかと楽しみにしておりました。

面白法人カヤック。


2011年度のテーマはどうやら「記憶」のようです。

オープニングのメッセージで書かれているように、就職活動で印象に残った会社は、社会人になってもずっと記憶に残っているものです。

そう、新卒採用に力を入れて取り組むメリットには、実はこういうこともあるのです。

第一の目的はもちろん優秀な人材の採用なのですが、毎年新卒採用で多くの学生を集め、よい印象を与えることができれば、それだけ企業認知とイメージは上がっていくわけです。

オフィスが綺麗だったとか、面接した採用担当者がいい人だったとか、配られたパンフレットが素敵だったとか。
そういう細かなことで、仮にその人が入社しなかったとしても、その積み重ねは、ものすごい企業宣言効果を持つわけです。

そう考えると、採用HPもまさしくそういう目的には最適なツールだといえるわけです。

前置きが長くなりました・・・。


アクセスすると、まず自分の好きなものを入力するよう促されます。


これ、スクウェアエニックスさんの回でも取り上げましたが、ユーザーに参加している感覚を与えるという意味で、すごく大きな効果があります。

一般的にこの手のサイトでは、なんらかの入力アクションを取ってもらうことで、その後のサイト離脱率は著しく減ります。(カヤックさんがそこまで意図したかは不明ですが。)



さて、入力して進むと、11人の「消えない話」(感動エピソード)を読むことができます。

ここで「サスガ!」と思うのは、11人の並んだ写真の一番最後に、うっすらと「全話読破!想起してみる」と浮かんでいることです。

これを見ると、「あ、11人全部読むと次に進めるんだな!」とわかり、ユーザーは全てのコンテンツを読もうという意欲が120%(くらいかな?)アップするわけです。
こういう細かいところがサスガだなぁと感心。
(実際には、一人でも読むと、右上のナビからエンディングに飛べる親切さも用意されています。)


すごいのは、一人ひとりのエピソードのページには背景に小田和正の歌が流れることです(笑)。
保険のCMみたいで、笑っちゃいました(笑うところじゃないのかな…)。
背景に流れるフォトアルバムには、最初に入力した「自分の好きなもの」と関連した写真が自動的に映し出されていきます。
恐るべし、カヤック。

最後はきっちりマイナビのエントリーへ促します。

全部読まずにスキップした人のために(?)、人気のエピソード・ランキングを掲載しているのもいいですね。


さて、カヤックさんは、09年度、10年度向けコンテンツも消さずにサイト上に残していますので、興味ある方はぜひご覧ください。

また、カヤッククエストなるゲームも用意してくれています。




地味に難易度高めですが、非常にクオリティーも高く、面白いゲームですので、ぜひプレイしてみてください。
これについても解説しようと思ったのですが、長くなりましたので、いつか!

では。