2009年11月30日月曜日

株式会社カタログ

最近、「しゃべったー」なるサービスが巷が騒がれているので、運営している株式会社カタログの採用ページへ行ってみました。

すると、「募集中 音声認識エンジニア」とでかでかと。




画像処理は一般的になっても、なかなか「音声認識エンジニア」って耳慣れないですよね。

やはり、採用HPのトップには、「誰もやってない。だから面白い。」の文字。

上部には「次世代インターフェース = “声”」とあり、音声認識について詳しく解説されています。


募集要項の「必要なスキル・経験」に珍しい言葉を発見!

「経験時期:2000年頃~現在まで」ですって。

「経験年数」というのはよくあることですが、「経験時期」という募集の仕方はほとんど目にすることはありませんね。
2000年頃~、とあることから、旧来の音声認識とは全く別物と言えるくらい技術革新している分野であることが窺われますね。
(加えて、年齢の足きりの意味もあるのかなぁ)


この会社、経営理念も面白い!


SR×WEB (音声認識×ウェブ)



展開しているサービス群は可能性を秘めたものに思えるなぁ。

技術的なことには詳しくない僕でも、WEBの次世代インターフェースは、確かに「声」だろうなぁと漠然と思っていました。

まだ少し時間はかかるのでしょうけど、カタログさんの未来は明るいんじゃないでしょうか。

2009年11月25日水曜日

株式会社ぐるなび

今日は、飲食店情報提供サービスとしてトップを走り続ける、ぐるなび!



ぐるなびの新卒採用ページに行くと、総合職コースと技術職コースに分けて採用HPが用意してあります。
ある程度の規模以上のIT関連企業では、総合職と技術職とコースを分けて採用することはよくあることですが、採用HPまで別に用意していあることは非常に稀ですね。さすが、ぐるなび。

とはいえ、どちらのサイトもテーマは同じ。



「徹底的に仕事ややりがいを知る」
「徹底的にぐるなびを知る」

「徹底的に採用について知る」



「徹底的に」知ってもらうことをテーマとしているだけあって、情報量はかなりのものです。
両サイトとも、「ぐるなびを知る」「採用について知る」は同じ中身になっていて、「仕事ややりがいを知る」だけが、総合職と技術職でコンテンツを変えているという作りです。

総合職の方はどちらかといえば、飲食店との関わりをメインに、技術職は、サイトユーザーとの接点をメインに内容が構成されています。
技術職の採用HPにもたくさんの女性技術者が登場しているのも、やはりぐるなびならではと言えるかもしれません。


総合職・技術職と採用HPを分けて持っていることだけでも素晴らしいのに、さらに素晴らしいのが実は、キャリア採用にも専用のHPを持っていることです。



個人的にはこちらの内容のほうが充実しているし、力が入っているなぁと感じます。

と思って、よく見たらやはりつい先週(11月16日)にリニューアルしたばかりだったようです。


さらに中をよく読むと、どうやら今期のテーマは「破壊と創造」。
ぐるなびを作り変えるために、これまでの社風を知らない中途採用者に大きく期待しているとのことで、おそらくキャリア採用に力を入れ始めたようです。


新卒採用HPには乗っていない、人材ポリシーや人材育成体系などがきちんと打ち出されており、人材に対する取り組みをアピールしています。
これは一度社会を経験したキャリア採用(それもおそらく若手から中堅前期くらいのターゲット)には、効果的だという判断でしょう。
最初の離職の理由が、「適確に評価されない」「成長できる環境がない」という若手社員も多いですから、よくわかっているなぁと思います。



各ページ上半分にデカデカと写真を使うサイトはひさしぶりに見たような気がしますが、個人的には嫌いじゃありません。インパクトはあるし、イメージ伝達には有効かもしれません。

2009年11月17日火曜日

株式会社エニグモ

今日、紹介するのは、今注目を集めているネット系ベンチャー、エニグモ!







コンパクトなページに、情報量はそれほど多くないのですが、すっきりまとまっていて見やすいなぁ・・・。

写真の使い方がうまいサイトですね。
(写真部があるらしいので、写真部提供なのかな?)



エニグモのサービスって、個人的に着眼点がすごく好きです。
ショッピングコミュニティ「BuyMa」も、消費者参加CM制作「filmo」、シェアリングコミュニティ「ShareMo」、そして、先日リリースされたオンライン雑誌閲覧プラットフォーム「コルシカ」・・・。

最先端のことをやっているのに、どれも身近なところに発想があり、テーマそのものに人の体温みたいなものが感じられるなぁって思います。
サービス一つひとつにメッセージ性をきちんと持たせているところがそう感じられる所以でしょうか。


それでもこの採用サイトにはなんとサービスの紹介が一つもない!

あるのは、「新規事業の立ち上げストーリー」だけです。


これには、「今あるサービスが全てじゃないから、サービスよりもエニグモという会社が好きな人に入ってもらいたい」という共同代表の言葉が現れているような気がします。
インパクトのある新しいビジネスの創造を通して、社会に活力と楽しさを提供する」という経営理念に沿って、「今あるビジネスをやりたい人ではなくて、新しいビジネスを創りたい人」に来て欲しいという想いですね。




ちなみにエニグモには、社内DJ制度というのがあり、日替わりで誰かが会社のBGMを担当するという面白い制度があるみたいです。

一瞬すごくいいなと思ったのですが、趣味が全く合わない音楽とかかけられたら僕は仕事に手がつかないなぁ(笑)。
僕が担当した日はきっと周囲から「うるせー!」って言われるんだろうし…。

2009年11月9日月曜日

株式会社ザッパラス

今日はモバイル・コンテンツのザッパラス!

今年、東証1部に上場してたんですね(知らなかった…)。


ザッパラスの採用コンセプトは、

「意思×挑戦」




この採用HP、かなり力が入ってますねー。
クオリティ高いです。

カンパニーサイトの採用情報に行くと、
「当社を志望される方は必ずこちらのコンテンツをご覧ください。」と但し書きが付けられています。

「必ず」…。

モバイルの未来に「挑戦する意思を持った人」が対象なので、それくらい言い切ってもいいのかもしれません(笑)。
(とはいえ、まあ、普通は見ますよね。)


くっきりと鮮やかな白ベースの地平線に、メインコンテンツの入り口が4つ。
入り口はもちろんモバイル端末のディスプレイになっています。

この白い地平線は、「モバイルの未来」という無限の地平を表しているのではないでしょうか。


各コンテンツ、全て工夫が行き届いています。
マウスカーソルに合わせた画面の動きなどもさすがの一言ですが、
個人的に一番面白かったのは、「モバイルの進化と奇跡」。





1987年から始まる、モバイルの歴史が流れていくのですが、なんと2020年までの情報が記載されています。

ザッパラスの予測だと思うのですが、こんなサービスを実現するという「意思と挑戦」の表明かもしれません。

2013年には「音でデータを受信」、14年には「自動翻訳」、19年には「3Dディスプレイ」、そして2020年には「人体通信」と、本当にこんなことが実現できたら面白いなと思うサービスが展開されていきます。
(荒唐無稽ではなく、実現性を感じさせるものであるところがうまいと思います。)

最後は、20XX年。

これが「未来を創る皆様へ」と言う社長メッセージへと繋がっていくということですね。



確かにモバイル・コンテンツは、まだまだ伸びる領域ですね。

もっと携帯いじらないと取り残されるばかりだなぁ…。
TwitterすらPCでアクセスしてる場合じゃないっすよ。

2009年11月2日月曜日

テクノスジャパン株式会社

今日は、コンセプトがオモシロいと思ったので、もう少し深堀できないか、勝手に考えてみようと思って取り上げます。

テクノスジャパン。






ご覧の通り、テレビとリモコンのTOPページで、「Tecnos Channnel」とタイトルされています。

採用HPをテレビ、7つのコンテンツを番組に見立てて、会社を紹介していこうというコンセプトです。

「番組」を見ていくと、5チャンネルのドキュメンタリー「ERP物語」だけが若干番組っぽい作りで、他のチャンネルはテキストで展開されるというものになっています。


この「テレビと採用HP」というコンセプト、とっても面白いと思ったので、もっと他の展開の仕方ができないか考えてみましょう。

・全チャンネル、全て動画でコンテンツを提供する。
(テキスト情報は残す。 動画だけだと面倒でカットする人もいるので、全て動画は採用には適さない?)

・動画共有サイトにも提供していく。
(おもしろいものができれば、採用プロモーションに最適か。)

・生中継チャンネルを設ける。
(社長室とか? 採用担当のデスクとか?にWEBカム付ける。 学生や求職者以外にクライアントとかも見に来そう。)

・実際のテレビの番組改変期に合わせて内容を見直す。
(アクセスは視聴率に見立てられる)

・ペイテレビみたいにエントリーした人だけ見られる特別番組を用意する

・説明会をライブ配信(生中継)する。
(会場に来れない学生も見ることができる。)

・採用計画の打ち合わせを中継してしまう。

・選考の会議(個人名は伏せる)まで中継してしまう!

・内定者向けチャンネルを用意して、フォローしていく。

などなど思いつくまま書いてしまいました。


静的なコンテンツが一段落して、映像やリアルタイムコミュニケーションが今後のWEBのキーになっていくはずですが、この流れは採用HPにも及んでくるかもしれないなと思ったのでした。