サイバーエージェントは、毎年さすがの採用HPを作ってくれます。
2010年はこれ。
まず、エンターすると画面全体を支配するようにデカデカと展開することでインパクトを与えてくれます。
この手法は、上部や下部のツールバーなどを隠してしまうので、ややユーザーに不便を感じさせてしまうのですが、インパクトを与えて見てもらうことを優先的に考えるのであれば効果大ですね。
少なくとも即離脱はしないでしょう。
(※上のリンクから行くと、上下ツールバー内に収まります。)
2010年のテーマは「創る。」だそうです。
僕の勝手な推測ですが、サイバーエージェントはネット系企業の中では、「創る会社」というより、「売る会社」としてのイメージを強く持たれてしまったため、改めて「創る。」を標榜したのではないかと。
僕の周りでも、同社は技術者、クリエイターよりも、営業色が強いと感じている人が多いみたいです。
イメージの払拭というのは一朝一夕にはいかないわけですが、「創る。」のテーマにふさわしい、ものすごく「創り込まれた」サイトです。
細部のこだわりがすごく感じられて好印象です。
カーソルに合わせて基調色が変わるというデザイン性だけでなく、例えばブログリンクでは各ブロガーの最新履歴の日付やタイトルを載せてくれたり、「マウスを乗せるとスクロールします。」「クリックするとご覧いただけます。」などちょっとわかりづらいところには補足の説明をついていたり、親切な作りになっています。
随所がプリントアウトできる仕様になっているのも、ちょっとした親切を感じさせますね。
5つのメインコンテンツに分かれているわけですが、一つ一つが独立サイトとなるくらいクオリティは高いですね。
これまた勝手な推測ですが、プーペガールのプロジェクトを見せたり、美人社長として有名(?)なワーク・ライフバランスの小室社長との対談を用意するなど、どちらかと言えば、女性を採用したいという気持ちがあるのかな…?
男女雇用機会均等法によって性別を指定した採用ができなくなってから、企業は募集の見せ方によって、ターゲットとする性別を採用しようとする手法を取るようになりました。
あくまで欲しい対象が応募してくる可能性を高めようという努力なんですが、思ったよりもうまくいかなくて各社苦労するものなんですけどね(笑)。
僕の知っている会社では、男性が採用したいので「侍」みたいなテーマのコンテンツを作ったのに、例年よりも女性の応募者が多かった、という例もあったりとか(笑)。
話がずれました。
最後に。右下の「創る。」のテーマ、密かにクリックできます。
「創る。」のメッセージが出てきます。
サイトを創る時はどうしても、「これじゃ誰も押さないよ。」「目立たないから見てくれないよ。」という意見に流されてしまいます。
上のような真っ当な意見に反論するのは難しいですからね(笑)。
うちでもよくそうなりますし、僕も言ってしまったりする。
でも、個人的にはこういう密かに気付いた人が読んでくれるようなメッセージのあり方は好きだったりします。
見つけた時の感動(おおげさかな?)とか、作り手の細部のこだわりみたいなものが感じられていいなと思います。
おそらくもうすぐ2011年向けのサイトが公開されると思います。(たぶん)
サイバーエージェントさんが次はどんなサイトを「創る。」のか楽しみにしてます。
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